若獅子会とは
若手邦楽囃子方が流派を越えて集まり、2006年若獅子会を結成した。
当初は古典の勉強研究が中心であり年一回の演奏会を行ってきたが、2011年の第五回演奏会より創作曲の発表も行う。
「若獅子会」という名は、伝統の継承と創造の両面において多くの活動をしていた、人間国宝 故寶山左衛門が命名した。
同世代の囃子方が集まり切磋琢磨しながらお互いの芸を高め、古典芸能である邦楽を学び次代に伝統を伝える事を使命としながらも、現在、そしてこれからの時代に向けての新しい囃子の形を模索し、素晴らしい日本の文化を少しでも多くの方に感じていただきたいとの思いを持って活動している。
若獅子会の創作曲は邦楽囃子の伝統的な手法を踏まえた上で、普段は伴奏楽器である囃子のみでどのような表現ができるのかを考えを追求し、古典芸能の素晴らしさを損なうことなく、普段邦楽に触れる機会の無い方にも楽しめるような楽曲作りを心がけている。
また会のメンバーは全員古典曲の伝統を受け継ぎ研鑽してきた演奏家であり、若獅子会の九人でなくては実現できない密度の濃い創作曲となっている。
代表曲は「若獅子I」「若獅子Ⅱ」「渦潮」など。
幅広い層に向けて邦楽囃子の魅力を伝えていきたいとの思いから、2013年よりライブハウスでの公演も行う。
創作曲を収録したCD、「若獅子」「若獅子II」をリリース（いずれも私家版）
受賞歴 創作囃子曲「若獅子Ⅰ」が「中島勝祐創作賞」受賞
若獅子会として、第９回「創造する伝統賞」受賞
若獅子会会員（五十音順）
堅田喜三郎、藤舎呂凰、福原貴三郎、福原鶴之助、福原百貴、福原百之助、鳳聲晴久、望月左太寿郎、望月正浩
邦楽囃子とは
邦楽囃子という言葉は難しいですよね
皆様、祭り囃子は聞いた事ありますか？
祭り囃子はお祭りを囃子立て盛り上げるのが祭囃子
邦楽囃子とは、日本の音楽である三味線音楽などを太鼓や鼓で囃子立て盛り上げるのが邦楽囃子です
邦楽囃子は歌舞伎と共に発展してきた音楽で、日本に古くからある様々 な音楽を囃し立て、盛り上げる打楽器や笛などを中心に演奏する音楽を邦楽囃子と言います 主に使う楽器は、小鼓、大鼓、締太鼓、笛の四つの楽器です!
この四つの楽器は能楽で使われていたものをそのまま邦楽囃子でも使って います。 その他に、大太鼓、鉦、大拍子、チャッパなどといった50種類以上の楽器を使い、日本舞踊や三味線音楽を盛りあげます。
歌舞伎(かぶき)と共に発展してきた音楽で、日本に古くからある様々な音楽を囃し立て、盛り上げる打楽器や笛などを中心に演奏する音楽を邦楽囃子(ほうがくはやし)と言います。
主に使う楽器は、小鼓(こつづみ)、大鼓(おおつづみ)、締太鼓(しめだいこ)、笛の四つの楽器でこれを四拍子(しびょうし)といます。
この四拍子(しびょうし)は能楽(のうがく)で使われていたものをそのまま邦楽囃子(ほうがくはやし)でも使っています。
その他に、大太鼓(おおだいこ)、鉦(かね)、大拍子(だいびょうし)、チャッパなどといった５０種類以上の楽器を使い、三味線音楽(しゃみせんおんがく)や、歌舞伎(かぶき)、日本舞踊(にほんぶよう)などを盛り上げます。
邦楽囃子(ほうがくはやし)には主な要素が三つあり、
一つ目は能楽(のうがく)から由来したもの
二つ目は祭囃子(まつりばやし)や神楽(かぐら)から由来したもの
三つ目は歌舞伎(かぶき)や三味線音楽(しゃみせんおんがく)の為に作られたものがあります。
四拍子(しびょうし)は舞台上で演奏されることが多いですが、その他の大太鼓(おおだいこ)などの楽器は、
黒御簾(くろみす)と呼ばれる、舞台下手のお客様からは見えない場所で、効果音(こうかおん)や情景描写(じょうけいびょうしゃ)を表すなど、とても幅広くを活躍します。
邦楽囃子中でも小鼓(こつづみ)は特殊(とくしゅ)な演奏方法(えんそうほうほう)で、肩に担(かつ)ぎ、下から上に打ちます、さらに左手で調(しら)べと言われる紐(ひも)を調整(ちょうせい)しながら打つことによって音を作ります。
楽器自体も湿度(しつど)を調整(ちょうせい)しながら演奏するというとても繊細(せんさい)な楽器なのです。
メンバー
鳳声 晴久
邦楽囃子 笛
望月 左太寿郎
邦楽囃子 打物
望月 正浩
邦楽囃子 打物